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函館市の高齢者向けバリアフリー補助金【2026年】介護保険と市補助の活用ガイド

函館市の高齢者向けバリアフリー補助金【2026年】介護保険と市補助の活用ガイド

公開日: 2026/4/7更新日: 2026/4/7

函館市の高齢者向けバリアフリー補助金【2026年】介護保険と市補助の活用ガイド

高齢者が自宅で安全・快適に暮らし続けるために、バリアフリー化は欠かせないリフォームです。段差解消・手すり設置・浴室改修など、転倒リスクを減らす工事は、本人と家族の安心感を大きく高めます。しかし「費用が高い」と感じて後回しにしているご家庭も少なくありません。

実は函館市には、介護保険の住宅改修費支給と市の独自補助を組み合わせることで、自己負担を大幅に抑えられる仕組みが整っています。上手に活用すれば、合計20万円以上の補助を受けながらバリアフリー化を実現できるケースもあります。

本記事では、函館市在住の高齢者・その家族を対象に、2026年現在利用できる補助制度の全体像から申請手順まで、実務的に解説します。「どの制度が使えるかわからない」「申請が複雑そう」という不安を解消し、スムーズにリフォームを進めるための情報をまとめました。


函館市で使える高齢者向けバリアフリー補助金の全体像

函館市でバリアフリー改修に活用できる主な補助制度は、大きく3つのカテゴリに分けられます。

1. 介護保険 住宅改修費支給制度(国制度)

要介護認定(要支援1〜要介護5)を受けている方が対象。20万円を上限に住宅改修費が支給され、自己負担は1〜3割です。最もよく利用される制度で、函館市の場合は函館市介護保険課が窓口になります。

項目 内容
対象者 要支援1〜要介護5の認定を受けた方
支給上限 20万円(1人1回限り・条件付きリセット有)
自己負担 1割〜3割(所得区分による)
申請先 函館市 介護保険課または担当ケアマネジャー

自己負担が1割の場合、20万円の工事で自己負担は2万円になります。この制度を起点にして他の補助と組み合わせるのが基本戦略です。

2. 函館市 高齢者住宅改修費助成事業(市独自)

函館市は独自の助成制度として「高齢者住宅改修費助成事業」を設けており、介護保険の住宅改修費と重複受給が可能な場合があります(工事内容・費用枠が異なる場合)。

項目 内容
対象者 65歳以上で要支援・要介護認定を受けた市民
助成額 工事費の一部(上限設定あり・年度により変動)
対象工事 転倒防止・移動補助に関するリフォーム全般
申請先 函館市 高齢者支援課

この制度は年度ごとに予算上限があり、申請が多い場合は早期に締め切られることもあります。年度当初(4月)に申請を検討し始めるのが賢明です。

3. 国土交通省 長期優良住宅化リフォーム推進事業(バリアフリー改修枠)

バリアフリー改修を含む省エネ・耐久性向上のリフォームに補助金が出る国の制度です。函館市を含む全国の持ち家・賃貸住宅が対象で、登録事業者による施工が条件となります。

項目 内容
補助率 補助対象費用の1/3
上限額 長期優良住宅化を目指す場合は最大200万円
対象 持ち家・賃貸(登録事業者による施工必須)
申請先 施工事業者経由(国へ代理申請)

介護保険の住宅改修費支給制度を徹底解説

対象となる工事の種類

介護保険制度で補助対象となるバリアフリー工事は、厚生労働省によって明確に定められています。函館市でも同じ基準が適用されます。

対象工事6種類

  1. 手すりの取り付け

    • 廊下・浴室・脱衣室・トイレ・玄関・玄関から道路までの通路
    • 転倒防止・立ち座り補助が目的のもの
  2. 段差解消

    • 居室・廊下・浴室・トイレ・玄関等の各部屋間の段差・傾斜の解消
    • スロープ設置・敷居除去なども対象
  3. 滑り防止・移動円滑化のための床材変更

    • 滑り止めシートの貼り付け、滑りにくい床材への変更
    • 浴室のすのこ設置等
  4. 引き戸等への扉の取り替え

    • 開き戸→引き戸・折れ戸・アコーディオンカーテン等への変更
    • 扉の撤去も含む
  5. 洋式便器等への便器の取り替え

    • 和式便器→洋式便器への変更(暖房便座・洗浄機能付も含む)
    • 既に洋式の場合は原則対象外
  6. 上記工事に伴う必要な付帯工事

    • 手すり設置のための壁下地補強
    • 段差解消のためのスロープ基礎工事など

支給額の計算方法

支給上限は20万円(税込)で、自己負担の割合は所得区分によって異なります。

所得区分 自己負担 支給割合 20万円工事の自己負担額
現役並み所得(3割) 6万円 7割 6万円
一定以上所得(2割) 4万円 8割 4万円
一般・低所得(1割) 2万円 9割 2万円

重要なポイント:20万円の「リセット」条件

住宅改修費支給の20万円枠は、原則として一生涯で1回です。ただし、以下の条件を満たすと枠がリセットされます。

  • 転居した場合:新しい住所で改めて20万円枠を使える
  • 要介護度が3段階以上上がった場合:同一住宅でも再度20万円枠を使える

例えば「要支援1→要介護2」(2段階アップ)ではリセットされませんが、「要支援1→要介護3」(3段階アップ)でリセット対象となります。

事前申請が必須

介護保険の住宅改修費は、工事着工前に申請・承認を得ることが必須です。工事完了後に申請しても給付を受けられません。手順は以下のとおりです。

  1. ケアマネジャーに相談・住宅改修が必要な理由書を作成してもらう
  2. 函館市介護保険課(または担当窓口)に「住宅改修費支給申請書」を提出
  3. 市が承認を出す
  4. 工事着工・完了
  5. 工事完了後に「住宅改修費支給申請(完了報告)」を提出
  6. 支給決定・振り込み

工事着工から完了報告・振り込みまで、通常1〜2ヶ月かかります。資金計画に余裕を持って動きましょう。


介護保険と市補助の賢い組み合わせ方

基本の考え方:費用枠を分散する

介護保険の住宅改修費(上限20万円)と函館市独自の助成事業は、対象工事や費用の枠組みが異なるため、うまく分散することで合計補助額を増やせます。

例:浴室・廊下・玄関の総合バリアフリー工事(工事費40万円の場合)

工事内容 費用 適用補助 自己負担
浴室手すり・段差解消 15万円 介護保険(9割給付) 1.5万円
廊下手すり設置 5万円 介護保険(9割給付) 0.5万円
玄関スロープ 10万円 介護保険(9割給付) 1万円
床材変更(浴室) 10万円 市独自助成 ※申請要確認
合計 40万円 3〜5万円程度

※実際の組み合わせは工事内容・認定区分・年度予算によって異なります。ケアマネジャーや市担当者に事前相談することを強く推奨します。

同時申請のメリットと注意点

メリット

  • 工事を一度で済ませることで、足場・施工費の重複を避けられる
  • 生活への影響(工事中の不便)を最小化できる
  • 書類の手間は増えるが、総コストは下がる傾向

注意点

  • 介護保険の住宅改修費は「工事前の事前申請」が必須。同時申請でも手順を守ること
  • 市独自助成は予算上限があるため、早めの動き出しが重要
  • 同じ工事費への二重申請は認められない。費用の振り分けを明確にすること

ケアマネジャーとの連携が鍵

バリアフリー工事に詳しい施工会社を選び、ケアマネジャー・市の担当者・施工会社の三者が連携して進めるのが最もスムーズです。函館市の場合、高齢者支援センター(地域包括支援センター)も申請のサポートを行っています。


対象工事と費用の目安

実際にどのような工事がいくらかかるのか、函館市内での標準的な費用感を整理します(2026年現在、施工会社・仕様により異なります)。

手すり設置

最も利用が多い工事です。取り付ける場所によって費用が変わります。

設置場所 工事費目安 備考
トイレ(縦+横) 3〜5万円 L字型手すりが標準
浴室(3点セット) 5〜8万円 出入り・洗い場・浴槽用
廊下(5m) 3〜6万円 下地補強込み
階段(片側) 4〜8万円 長さによる
玄関(縦手すり) 2〜4万円 壁の状況による

下地補強が必要な場合は追加費用(1〜3万円)が発生します。事前に施工会社に確認しましょう。

段差解消

転倒事故の多い玄関や浴室の段差解消は優先度が高い工事です。

工事内容 費用目安 備考
玄関スロープ設置 5〜15万円 素材・長さによる
浴室の段差解消 8〜20万円 洗い場かさ上げ等
居室〜廊下の敷居除去 1〜3万円/箇所 床レベル調整込み
上がり框のスロープ 3〜8万円 脱着式も選択肢

玄関の上がり框は15〜20cmの段差がある住宅も多く、電動昇降機や手すりとの組み合わせが有効です。

浴室・トイレのリフォーム

浴室は最も転倒リスクが高い場所であり、優先度の高い改修箇所です。

工事内容 費用目安 備考
浴槽の取り替え(浅型・またぎやすい) 15〜30万円 工事費込み
シャワーチェア対応の水栓変更 2〜5万円 座ったまま使用可
洗い場の滑り止め床材変更 3〜8万円 ノンスリップタイル等
和式→洋式トイレ変更 8〜20万円 配管工事込み
暖房便座・洗浄便座 3〜8万円 単体交換

浴槽まるごとリフォームは介護保険の対象外になる場合があります。「浴室乾燥機」等の設備追加も対象外です。申請前にケアマネジャーに確認を。

扉の取り替え

開き戸から引き戸への変更は、車椅子利用や体力低下した方に非常に効果的です。

工事内容 費用目安 備考
開き戸→引き戸(室内) 5〜15万円/枚 枠工事込み
開き戸→折れ戸(トイレ) 4〜10万円 狭小スペースに有効
扉撤去(オープン化) 2〜5万円/箇所

申請手順:ステップバイステップ

STEP 1:要介護認定の確認

まず現在の要介護認定状況を確認します。まだ認定を受けていない場合は、函館市の担当窓口(高齢者支援課・介護保険課)またはかかりつけ医に相談して申請を進めます。

認定申請から結果通知まで通常30日程度かかります(函館市の場合)。リフォームを急いでいる場合は並行して相談を進めましょう。

STEP 2:ケアマネジャーへの相談

要介護認定を受けている方には担当ケアマネジャーがいます。「自宅のバリアフリー化を検討している」と伝えると、住宅改修の必要性確認・理由書作成・施工会社紹介まで一括サポートしてもらえます。

要支援の方は、地域包括支援センター(函館市内に複数設置)が窓口です。

STEP 3:施工会社の選定と見積もり取得

介護保険の住宅改修に対応した実績がある施工会社を選ぶことが重要です。見積もりは2〜3社から取り、以下を確認しましょう。

  • 介護保険住宅改修に対応した見積書・工事計画書を作成できるか
  • 函館市独自助成の申請サポートも可能か
  • 工期・仮住まいの必要性

STEP 4:事前申請(着工前)

施工会社が決まったら、工事着工前に以下の書類を函館市介護保険課に提出します。

必要書類(介護保険 住宅改修費)

書類名 作成者
住宅改修費支給申請書 申請者本人または代理人
住宅改修が必要な理由書 ケアマネジャー
工事費見積書 施工会社
住宅改修後の完成予定の状態がわかる書類(図面・写真等) 施工会社
承諾書(住宅所有者が別人の場合) 住宅所有者

函館市の場合、申請窓口は 函館市役所 高齢者支援課 または担当の 介護支援センター です。書類に不備がなければ、通常1〜2週間で承認が下ります。

STEP 5:工事着工・完了

承認通知を受けてから工事を開始します。工事中は施工内容を写真で記録しておくと、完了報告書類の作成がスムーズです。

STEP 6:完了後の支給申請

工事完了後、以下の書類を追加提出して支給申請を完了させます。

追加提出書類

書類名 備考
工事完了報告書 施工会社が作成
工事費領収書のコピー 申請者名義のもの
工事後の写真(各改修箇所) ビフォー・アフターが望ましい

書類審査後、通常1〜2ヶ月以内に指定口座へ支給されます(受領委任払い制度を利用すると、施工会社が直接受け取る形も可能です)。

STEP 7:市独自助成の申請(並行して進める)

函館市高齢者住宅改修費助成事業の申請は、別途 高齢者支援課 への申請が必要です。介護保険の申請書類の写しを活用できることが多いため、同時進行で準備すると効率的です。


よくある質問(Q&A)

Q1. 賃貸住宅に住んでいますが、バリアフリー改修の補助を受けられますか?

A. 介護保険の住宅改修費は、賃貸住宅でも申請できます。ただし、住宅所有者(家主・不動産会社)の承諾書が必要です。退去時に原状回復が求められる場合は、その費用も考慮した上で計画しましょう。長期優良住宅化リフォーム補助については、賃貸の場合は家主が申請者になります。

Q2. 介護保険の20万円枠を以前使いました。再度申請できますか?

A. 条件付きで再申請が可能です。(1)転居した場合:新しい住所で改めて20万円枠が使えます。(2)要介護度が3段階以上上がった場合:同一住宅でも再度申請できます。どちらにも該当しない場合は、残額の範囲内であれば追加申請が可能ですが、一度満額を使い切った場合は対象外です。

Q3. 工事業者はどこでもいいですか?

A. 介護保険の住宅改修費は、業者の登録制度はないため、原則としてどの施工業者でも構いません。ただし、介護保険の申請書類を正確に作成できる業者であることが実務上重要です。市独自補助については、業者要件がある場合もあるため、申請前に確認しましょう。なお、DIYによる工事は基本的に対象外です。

Q4. 親が遠方(函館市外)に住んでいます。子どもが代理で申請できますか?

A. はい、家族が代理人として申請できます。委任状と代理人の身分証明書が必要です。申請書類の記入はケアマネジャーや市の窓口がサポートしてくれます。函館市の場合、高齢者支援センター(地域包括支援センター)が相談の入り口として機能しており、遠方在住の家族でも電話・メールで相談できます。

Q5. 補助を受けた後、何年住み続ける義務がありますか?

A. 介護保険の住宅改修費については、特定の居住継続義務は定められていません。ただし、施工後すぐに転居した場合など、不正受給と判断されないよう、実際の居住実態に基づいた申請が求められます。

Q6. 複数の補助金を組み合わせる場合、申請の順番は?

A. 実務上は「介護保険の住宅改修費申請(事前)→市独自助成の申請(同時)→工事着工→完了報告」の流れが基本です。ただし各制度の申請期限・締め切りが異なるため、最初にケアマネジャーと市担当者を交えて全体スケジュールを確認することを強くおすすめします。

Q7. 入院中でも申請できますか?

A. 入院中であっても、退院後に在宅生活を送る見込みがあれば申請できます。「退院後に居住する住宅」として申請し、工事を先に進めておくことも可能です。ケアマネジャーおよびソーシャルワーカーに相談しましょう。


まとめ:函館市のバリアフリー補助は早めの相談が最善手

函館市で高齢者のバリアフリー改修を進める場合、最も重要なポイントは「早めに、正しい順番で動く」ことです。

  • 介護保険の住宅改修費(最大20万円)は着工前申請が必須
  • 函館市独自の高齢者住宅改修費助成事業は年度予算に上限があり早い者勝ち
  • 複数の補助を組み合わせることで自己負担を大幅に削減できる

特に浴室・トイレ・玄関の段差解消と手すり設置は、転倒による骨折・寝たきりを予防する効果が医学的にも認められています。補助金をうまく活用して、安心して長く住み続けられる自宅環境を整えてください。

まず相談すべき窓口

相談内容 窓口
介護保険全般・要介護認定 函館市役所 介護保険課 / 高齢者支援課
バリアフリー工事の補助 函館市役所 高齢者支援課
担当ケアマネジャーの紹介 地域包括支援センター(高齢者支援センター)
施工会社の選定・見積もり 市内のリフォーム会社(複数見積もり推奨)

補助制度の内容は年度ごとに改訂されることがあります。本記事の情報は2026年4月時点のものです。最新情報は必ず函館市役所の公式サイトまたは窓口でご確認ください。

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